帰国.JP /ただいま日本2022
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――みなさんは、どんなきっかけでTIHSに出会ったのでしょうか。TIHS入学前の「ビフォアストーリー」をお聞かせください。HJ:私は、幼少期から10年ほどオースAN:その気持ちはすごくわかります! 「認められない」辛さから解放され、のびのびと学べる理由とは4名それぞれ、異なるバックグラウンドを持って多様性を認められる場所で、主体的に学力が身につくトラリアに住んでいました。帰国後はインターナショナルスクールに編入したのですが、全く馴染めなかったんです。インターといっても日本生まれ日本育ちの子が多く、学び方や教室の雰囲気がオーストラリアとは違って、勉強にもついていけずに少し嫌になっていました。私もずっとマレーシアにいて、中3の途中で帰国したので、日本の学校にはとても戸惑いました。「やっぱり1人でもマレーシアに戻ろうかな」と思い始めたとき、TIHSを見つけたんです。ますが、ずっと日本に住んでいます。なので、学校は面白くないけどそれなりに馴染んでいました。でも、コロナで学校に行けなくなって、家でスマホをいじって海外の情報を見ていたら、考えが変わりました。それまでは、自分のルーツが同級生に   ないのですが、いざ公立中学に入ったら、理解されなかったり、色眼鏡で見られても仕方ないと思っていましたが、そんな場所にわざわざ行く意味がわからなくなったんです。それで、授業中にずっと寝ていたり、休んだりしていたら、母からTIHSを勧められました。中学受験で失敗したんです。それは仕方すでに勉強した内容ばかりでちょっと拍子抜けしてしまって。「じゃあのんびり遊ぼうかな」と思ったら、周囲は結構熱心に勉強していて、いっしょに遊んでくれる子がいなかったんですよ。そこで、好きな読LG:僕はアイルランドにルーツがありTH:僕は日本生まれ日本育ちですが、書に睡眠時間を大幅に削るほどのめり込んだら、学校ではずっと眠るような無気力な生活になりました。よほど楽しくなさそうだったのか、母から「TIHSを見てきたら」と言われました。すごい覚えています!に座って、こっちが話しかけているのに何も言わなかったよね(笑)。間割もなく、好きな時間に好きなだけ好きなことを学べるので。僕は読書が好きなので、例えば歴史関係の本を読んでレAN:THがTIHSに来たときのこと、――自分でも気づかないうちに、閉塞感を覚えていたのかもしれないですね。THさんに限らず、みなさん閉塞感や違和感があったようですが、TIHSに入ってどう変わりましたか?TH:ストレスフリーになりました。時黙って部屋の片隅帰国後、お子様が日本の学校へ編入したものの、学び方や雰囲気の違いに馴染めないといった声はあとを絶ちません。そういった悩みを受け止めてきた学校の1つが、東京インターハイスクール(以下、TIHS)です。TIHSは2000年開校以来、 ラーニングサクセス(※)というコーチングメソッドを生徒一人ひとりに実践してきました。生徒各人に合った学習方法を見つけ出し、最適な学習アプローチをする中で彼らの自律した自由な学びを引き出すことに成功しています。「テストなし」「教えない」のに、有名大学合格者を続々と輩出していますが、実際の居心地はどうなのでしょうか。生徒が自ら作成した学校紹介動画のチームメンバーを中心とした4名の在校生・卒業生に話を聞きました。 「学校」に悩んだ私たちが東京インターハイスクールで得た楽しさ※ラーニングサクセスについては こちらのURLもご参照ください。https://www.learningsuccess.jp/渋谷キャンパスの前で撮影。バックに見えるのは、宮下公園がリニューアルして商業施設、ホテルと一体になったミヤシタパーク。

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