帰国.JP /ただいま日本2023
60/100

ndependence Hgh Schooの日本校である東京インターハイ学5年生。3歳からピアノをはじめ、ローランド・ピアノ・ミュージックフェスティバル2020で優秀賞を受賞するなど、数々の音楽コンクールで好成績をおさめてきました。小学4年生から、日本最大級の音楽学校である国立音楽院初等部でジャズピアノを専攻。2022年2月からは、アメリカの著名ジャズピアニスト、ステファン・カールソンのレッスンも受けています。スクールのジュニアコースに入学したので古里愛さんは、2011年生まれの小そんな愛さんは、2022年9月にある決断をしました。米国ワシントン州認可校Ager Illi   で す。小学校にも従来どおり在籍しながら、なぜ別途学ぶ道を選択したのでしょうか。愛さんに聞くと、こう答えてくれました。「バークリー音楽大学で勉強したいからです。今年の夏、バークリーのサマースクールに参加し、その思いを強くしました」バークリー音楽大学は、言わずと知れた音楽の名門校。クインシー・ジョーンズやブルース・ホーンズビー、渡辺貞夫や上原ひろみなどポピュラー音楽やジャズの名プレイヤーを数多く輩出しています。「大好きな上原ひろみさんのように、クラシック好きな人たちにも愛されるジャズピアニストになりたいんです。それと同じくらい、チック・コリアやハービー・ハンコックのように、作曲や編曲に優れた人にもなりたくて……。ピアノの先生をはじめ、いろいろな人に相談したところ、『それならバークリーへ行くべきだ』と背中を押してもらえました」しかし、バークリー音楽大学に入学するには高卒資格が必要です。できるだけ早く取得できる方法を探したところ、見つけたのが東京インターハイスクールだったと愛さんのお母さまは明かします。「米国の高卒資格を早く取得できるチャンスがある学校をインターネットで検索しました。いくつか見つけたのですが、実際に問い合わせをしてお話をする中で、『ここならピアノを頑張る愛を支えてくれる』と確信できたのが東京インターハイスクールだったんです」きるだけ早くバークリー音楽大学で勉強したくて、高卒資格を短縮取得できる可能性を追求しました。2022年に訪れた米・ニューヨークの名門ジャズバーでセッションに参加。その動画は137万回も再生されています(2022年12月現在)。You tubeチャンネル「Ai Furusato」では他にも演奏動画がアップされています。58子どもたちが「進みたい道」を決める時期は一定ではありません。模索しながら中学・高校生活を過ごす子もいれば、小学校のときから「これ」と決める子もいるでしょう。画一的に進路選択を促すのではなく、そのときの意欲を最大限に尊重し、創造性や可能性を最大限に引き出す環境を整えているのが、東京インターハイスクールです。今回は、11歳の天才ジャズピアニストとして活躍する古里愛さんが、同校で学ぶことを選んだ理由に迫りました。意欲と創造性を最大限に伸ばせると評判の注目校11歳の天才ジャズピアニストが東京インターハイスクールを選んだ理由

元のページ  ../index.html#60

このブックを見る