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23145歴史の息遣いを感じる町・近江八幡をめぐる千年を越えて続く伝統と歴史に触れる旅季節によって彩り豊かな美しい景色の中にたたずむ歴史を感じる町並みをめぐることができるのは、滋賀県は近江八幡市。少し足を延ばせば、文化庁による重要文化的景観に選定されている「水郷」が見えたり、ノスタルジーを感じる近代建築が現れたりとさまざまな顔を見せて、楽しませてくれます。近江といえば近江商人を思い浮かべる方も多いでしょうが、その商人たちの活躍の土壌を作ったのは、豊臣秀吉の姉・ともの子である豊臣秀次でした。近江八幡の城下町は自由商業都市としての発展を目指して楽市楽座を施行したり、城の防御である八幡堀を琵琶湖とつなぎ、往来する船を寄港させたりと秀次は商いの町としての繁栄の基盤を築きました。その時の建築物や景色が現代にまで残り続けています。それを表すかのように、近江八幡市内には主な城跡だけでも、なんと約30カ所もあるそう。まさに歴史の息遣いを感じる町です。落ち着いた雰囲気が魅力の町も、毎年決まった時期に開催される「火まつり」では、まさに熱気あふれる数日を過ごせます。「近江八幡の火祭り」と呼ばれるこの祭りは国の無形民俗文化財に選択されるなど、学術や文化、歴史や観光面からも多くの注目を集めています。6近江八幡春の三大祭である「4 左義長まつり・5 八幡まつり・6 篠田の花火」。「八幡まつり」は千数百年以上前から続いていたり、「篠田の花火」は全国的にも珍しい火薬を使用した祭事だったりと、ここでしか見られない景色があります。041 雪の白と建物の黒のコントラストが美しい「冬の八幡堀」2 船に揺られ四季折々の景色を眺めながらめぐる贅沢な時間 「水郷めぐり(春)」3 近代建築も歴史のノスタルジーを物語っています「白雲館」近江八幡駅北口観光案内所○ 住 近江八幡市鷹飼町無番地○ 電 0748-33-6061○ 営 9:00~17:00○ H https://www.omi8.com/歴史ロマン漂う近江八幡の魅力を満喫

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