帰国.JP /ただいま日本2024夏号
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11 清津峡渓谷トンネルを作品とした「Tunnel of Light」(マ・ヤンソン/MADアーキテクツ)。「大地の芸術祭 2018」参加作品で、現在は通年展示されている。2 「大地の芸術祭」の拠点施設の1つ「越後妻有里山現代美術館 MonET」3 「たくさんの失われた窓のために」(内海昭子)2024年11月10日までの屋外展示(冬期非公開)2photo:Kioku Keizo3photo:T. Kuratani新潟県越後妻有地域の広大な里山を舞台に、約300点の作品が楽しめる「大地の芸術祭」。国内外の著名なアーティストが参加して、地元住民と交流を図りながら作品を制作する現代美術の祭典で、3年に1度開催される「大地の芸術祭越後妻有アートトリエンナーレ」を主軸に、通年展示の常設展、季節ごとの企画展などを開催しています。アートトリエンナーレは、2000年に初開催されて以来、年々その規模を拡大。今年で第9回目の開催となり、国内外から新進気鋭の作家が約275組(うち新作作家100組)参加します。作品は、越後妻有地域の6つのエリアの集落に設置。東京都23区より広い広大なエリアに点在しているため作品を効率よく回るには、オフィシャルバスツアーに参加するのがおすすめです。拠点となる施設を中心に、越後妻有6エリアすべてを巡る「エチゴツマリコース」はJR越後湯沢駅発着のツアーで、トリエンナーレ期間中、火・水曜、9月7日を除く毎日開催されています(申し込みは大地の芸術祭公式HPから)。そのほか、季節ごとに、ツアーも多数開催されており、アート作品を鑑賞するだけでなく、体験そのものがアートになるような特別な時間を過ごせるプログラムも満載です。里山を舞台にした世界最大規模の芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」 photo:Nakamura Osamu 「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2024」開催日程 2024年7月13日~11月10日     (一部作品施設を除き、原則火・水曜日定休)開催時間 10時~17時(10・11月は10時~16時)開催場所 新潟県越後妻有地域(十日町市、津南町) 前売り料金(7月12日まで販売)     一般3,500円、小中高1,000円会期中料金 一般4,500円、小中高2,000円○ H https://www.echigo-tsumari.jp/「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」06新潟県でアート体験!

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