まだまだ少数派?犬の飼育世帯︑推計9.1%愛犬家って︑ 暮らしのあり方が激変したコロナ禍︒この時︑おうち時間への関心の高まりからペットを新たに飼う方が増え︑ペットブームと言われました︒ とはいえ︑ある調査では日本でペットを飼っている方は全体の37%と︑まだまだ少数派という結果も︒このうち犬を飼う方が15 ・2%と最も多く︑猫12 ・0%︑金魚・熱帯魚8.6%︑亀2.6%となっています︵※1︶︒ 犬に限定しますと︑日本で犬を飼育する場合には自治体への登録が義務付けられていますが︑この登録数は2009年の688万頭をピークに減り続け︑2023年は605万頭にまで減少しました︵図❶︶︒ 加えて︑犬の飼育世帯は日本世帯全体の9.1%という推計データも発表されています︵※2︶︒ ペットブームが何度かあったとはいえ︑日本ではまだまだ︑犬と共に暮らすことが広く普及しているとは言い難いのが現状でし■う︒ 94※1 報堂生活総合研究所「生活定点」調査_2024 ※2 令和5年(2023年)全国犬猫飼育実態調査 一般社団法人ペットフード協会 先輩赴任者 前田さん(仮名)と 愛犬タロ(仮名) 2002年3月にベルギー・ブラッセルで購入し飼育をはじめ、2002年8月にご帰国。 その後も、デトロイト(2007年10月〜2012年10月)、 ニューヨーク(2013年10月〜2017年10月)の2回、共に海外赴任へ。そういえば、日本でペットと暮らすってどんな感じなんだろう・・・ ご赴任先でペットを飼い始めた方なら本帰国前に感じるこの疑問。そこで今回は「愛犬とご帰国する方」向けに日本の愛犬事情を先輩赴任者と共にご紹介します。
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