帰国.JP /ただいま日本2025
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犬を飼えない・・・最大の理由は︑やっぱり﹁住まい﹂?  なかなか犬を飼えない理由の1つが住まいの問題︒犬を飼うことを諦める理由として﹁集合住宅︵アパート・マンションなど一戸建てでないもの︶に住んでいて︑禁止されているから﹂がトップに挙がっており︵※2︶︑本帰国する赴任者にとっても︑ペットが飼えるマンション探しというのは大きな課題でし■う︒  分譲マンションに限って言えば︑2018年の段階で︑ペット飼育を禁止しているマンションは40%︑ペット飼育のルールを設けた上で認めているマンションは49%︒ただし︑完成年次別での違いは大きく︑2000年以降に完成したマンションでは飼育ルールを設けた上で認める物件が大半を占めています︵図❷︶︒  ただしルールというのは︑例えば小型犬のみOK︑小動物のみOK︑あるいはペットの重さ︑飼育のルールなど︑物件により様々︒また賃貸物件であれば貸主の意向によるので︑物件探しの際には都度細かに条件を確認するのが基本となります︒  なお︑現在︑日本で飼われている犬NN95100%0%1985年〜 1989年ペット飼育を禁止している1990年〜 1994年1995年〜 1999年種類・サイズ・共用部分での通行形態等を限定し、認めている2000年〜 2004年2005年〜 2009年2010年〜 2014年全面的に認めている※横軸はマンションの完成年次『ベルギーもアメリカも、マンションの部屋は日本と比べると当然ならが広かった。うちのタロも部屋の中を自由に走り回っていたね。その点、日本帰国直後の自宅では、やはり窮屈そうにしていたなあ。 日本でもペット可能な住居は増えていると感じるものの、寛容さでいうと圧倒的にヨーロッパが上だったかな。』 前田さん700万頭680万頭660万頭640万頭620万頭600万頭580万頭2010年度2015年度2020年度2023年度国内の犬の登録数は継続して減少中図❶犬の登録頭数の推移「衛生行政報告例」厚生労働省より編集部でグラフ作成2010年度は東日本大震災により一部の保健所の数値を含まない2000年以降完成ではルールを設けてペットを許可するマンションが多数派に図❷分譲マンションにおけるペット飼育「平成30年度マンション総合調査」国土交通省より編集部でグラフ作成調査期間は2018年11月〜12月50%688万頭608万頭

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