帰国.JP /ただいま日本2025夏号
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湯で淹れてお茶の甘味を楽しみ︑2煎目はさらに熱いお湯で淹れて︑渋みと香りを楽しんでください︒健康成分である﹁カテキン﹂も熱いお湯で出やすくなります︒雄真さん ペ□トボトルのお茶やテ□□バ□グも手軽で便利ですが︑知覧茶はぜひ急須で味わ□てほしいですね︒時間をかけてお茶を淹れることで︑香りも楽しめますし︑ほ□とする時間が生まれると思います︒︱︱最後に︑読者の方にメ□セ□ジをお願いします︒お茶は全国で楽しめます南九州市は日照時間1煎目は70度くらいのお::::21 雄真さん が︑ぜひ南九州市を訪ねてほしいですね︒開聞岳と広大な茶畑を見下ろせる﹁茶ば□けん丘﹂などは︑おすすめの風景です︒特に︑早朝の朝霧がかか□た茶畑の風景は幻想的です︒また︑私たちの店ではお茶の試飲もや□ているので︑色々試しながらお気に入りのお茶を探してほしいですね︒みなさんのご来訪をお待ちしています︒︱︱ありがとうございました︒お茶の生産量日本一!南九州の豊かな自然が育む﹁知覧茶﹂の魅力薩摩半島の南端にある南九州市は︑市町村単位で緑茶の生産量日本一を誇る知覧茶の産地︒桜島から噴き出た火山灰によ□てつくられた肥沃で水はけのよい土壌︑豊富な日照量と温暖な気候がおいしいお茶を育みます︒今回は︑知覧茶の専門店・みのる園茶舗代表で二代目の山口真一さん︑三代目の山口雄真さんにお話を伺いました︒︱︱はじめに︑知覧茶の特徴について教えてください︒山口真一さん が長い地域です︒お茶の栽培は︑覆いをして日照時間を遮るなどして茶葉の葉緑素を調節して︑渋みを甘味に変える工夫をしています︒このため︑し□かりとした渋み成分がありながら甘さもある︑深みのある味が生まれます︒︱︱知覧茶の楽しみ方について︑何かおすすめはありますか?真一さん みのる園茶舗 天文館本店○ 住 鹿児島県鹿児島市東千石町 8-18○ 電 099-222-8625 ○ 営 10:00〜18:00 ○ 休 不定休○ H https://minoruenchaho.com/1 日本茶品評会用の自社製茶を審査する山口真一さん。全国茶審査技術競技大会で個人戦優勝した経歴の持ち主でもある。2 「お茶の魅力を多くの人に伝えたい」と会社員から転身した三代目の山口雄真さん。創業当時から販売しているオリジナルブレンド「桐の露 」。Web サイトからも購入可能。05甘味と渋みのバランスのよさが魅力

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