帰国.JP /ただいま日本2026冬号
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2413かりの観光スポットが点在しており、文学散歩も楽しめます。街の中心に鎮座する松山城は、標高132mの勝山に築かれ、天守からは、道後温泉本館をはじめ、松山の市街を360度一望できる絶景が楽しめます。江戸時代までに建造された天守を有する城郭は、松山城を含め、国内12カ所しか残っておらず、日本100名城の一つにも選ばれた美しい外観も魅力です。城の二之丸は史跡庭園、三之丸は堀之内公園となっており、四季折々の自然も楽しめます。道後温泉は、夏目漱石の小説『坊っちゃん』の舞台としても有名です。数学教師である主人公の「坊っちゃん」が東京から松山へ赴任となり、道後温泉(作中では「住田の温泉」)をいたく気に入ります。作者の夏目漱石自身は、明治28年から約1年間、中学校の英語教師として松山に赴任。この時、東京から故郷へ戻っていた友人の正岡子規と再会し、漱石の下宿先「愚陀仏庵」で二人は52日間の共同生活を送りました。日本文学史の重要な舞台となった松山市内には、今も夏目漱石、正岡子規にゆ道後温泉から松山市内へ漱石や子規の足跡を辿る旅を楽しむ051 松山城の天守閣2 松山城のふもとにある城山公園3 正岡子規が17歳まで暮らした家を復元した「子規堂」4 小説『坊っちゃん』で「あの松を見給え…ターナーの絵にありそうだ」と描写されたことから「ターナー島」と呼ばれている四十島松山城から松山市内を臨む

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